I君のあっと言う間の住宅購入物語 

 

序章

この物語は、 I君が当該物件の折り込みチラシを見てから契約に至る、ほんの数ヶ月間の出来事を綴ったもの。
1228日に契約をし、引渡しは 3月。家づくりの準備もままならないうちに、あれよあれよとぶっちぎりのお買い得物件を自ら作り出し、契約出来てしまった I君。そのスピード感や変化はジェットコースター並みの迫力を醸し出している、ギャグのようなホントの話。
 
I君はスギヤマが以前勤めていた会社の同僚で同い年。彼は学生時代一年間中国へ留学していた。その一年間で中国語はぺらぺらになり、ついでにお嫁さんまで見つけ、入社一年目の 5月には結婚披露宴も新婚旅行も済ませてしまった。そして入社 3年目には、かわいい女の子が誕生、その一年半後には第二子の男の子が誕生。近年希に見る順風満帆な人生を歩んでいる 29歳(当時)。追い風を受けるように、 20代にして住宅取得を叶えてしまった。
 
I君の場合、これらの出来事は用意周到に帆を広げて進んだわけではなく、どちらかと言えば、そよ風が吹いているから海に出てみよう・・・と思っただけなのに、気づけば大海原を越えていた、と言う感じに思えてならない。住宅購入もそんな調子で契約まで進んで行った。
 
本人曰く、「運の強さで今まで来ているから(笑)」
 
ホントに運だけのように見えてしまうキャラクターだから面白い。
これから始まる物語、キャラクターを想像しながらお楽しみいただきたい。