私たちは良質な住宅（建築）の実現と適正なコスト削減を目標として、過去20年に渡り以下のような社会問題に取り組み、個人住宅を含めたコンサル業務を50件以上、全国でとりまとめてきました。
 
●購入者の需要に誠意を持ってきちんと応える不動産屋がいないこと
●当時はそれを放置している設計者が多数派だったこと
●結果、土地に過剰な予算を使わされ、総予算7千万で2千万のローコスト建築などという、馬鹿げた結果が横行していたこと
 
なぜこの様な、消費者には全くメリットの無い状況が放置されてきたのかは、以下のような理由によるのだろうと考えています。
・不動産業者の囲い込み（隠し売り）による情報の不透明化
　→情報は不透明化した方が利益が上がる仕組み

・それを改善も理解もしようとしない、顧客に対する無責任な設計者
　→不動産は自分の仕事では無いと切り離した方が楽で責任も生じない

実際、現状の作業過程は土地と建物できれいに分断されており、特に、土地を購入する場面においては建築的知識のほとんどない不動産業者と取引せざるをないのが実態です。だから建物建築時になって、土地に予算を割きすぎたということが判明するというケースも少なくありません。
 
個々の土地が持つ特性に建物を適切に合わせることで、はじめて良質な住宅は実現できるので、誰かが土地と建物をトータルでコントロールしていく必要があるのです。
＋Ｃの取り組みは、建築的な知識を持つ専門家が、不動産仲介業務段階で適切に顧客をサポートすることで、良質な住環境や顧客の生活の質の向上を実現するというものです。不動産と建築の中間領域に、きちんと業務報酬を生じさせることで活動をしています。
 
顧客が選んだ土地は、奨めるよりも反対して購入を思いとどまらせる場合の方が圧倒的に多いです。
このため私たちは、主には以下のような都市伝説的価値観の再検証から、顧客と一緒に取り組むように努めています。
 
・東南角地である必要など無い
・整形地である必要など無い
・駅徒歩15超、坂道、敷地外駐車場の一つでも許容できる条件は無いのか
 
土地の取得費用はいくら減額しようが効能は代わりませんが、その金額を建築費に500万、回せれば建物の質は大幅に変わります。
 
そうした取り組みに、あなたの持っている建築的能力をいかしてみませんか？
 

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